Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

ギャラリールデコへ

行ってきた。
「趣味は写真です」と言ってるひとなら名前くらいは知っている(と思われる)渋谷のギャラリールデコ。わたしはまだ一度も行ったことがなかったのです。というのも、サイトの地図を見てもどこにあるのかまったく見当がつかなかったから。なので、気になる写真展があっても諦めて行かなかったのですが(我ながらひどい理由だ)、どーしても行きたい写真展が昨日から始まりまして。それは、石井ゆかりさん(id:weekly)のイベント。
小中学生の頃、これ以上ないくらいに占いやおまじないにハマり、当時発売されていた雑誌『My Birthday』の愛読者だったわたし。といっても、占いで当たった実感はほとんどなく、「まぁそんなもんか」なんて思っていたんです。それは今でも同じ。しかし、石井ゆかりさんの占いは自分でもびっくりするほど当たる。そんな石井さんの今年下半期の占いが会場で無料で配られるというので、どーしても手に入れておきたかったのです。
で、渋谷に着いたはいいけど場所がまったくわからない。勘を頼りにひたすら歩くんだけど全然見つからない。ケータイで何度も地図を見るんだけど全然分からない。駅徒歩5分と書いてあるのに、わたしもう30分以上歩いてる…(歩きすぎです)。「もう諦めよう…」と思ったんだけど、「諦めてから見つかるパターンが多いよな…」と思い直し、もっかい歩いたら着いた!やっと着いたー!
受付には石井さんご本人がいらっしゃったのだけど、多くのファンの方に囲まれていました。なのでとりあえず目的である無料占いの用紙を探す。しかし見つからない。ここでも迷子か…と思ったら、ギャラリーのなかでも、少し奥まった小部屋(?)に置いてありました。無事に手に入れ目的達成。読むのは後にして、いまは写真をじっくり楽しもう〜と思って見ていたら、すごく楽しい気持ちになっちゃいました。石井さんと仕事をしたことのあるお二方の写真展だったんですが、ひとりはパッキパキの写真、もうひとりは絵を描いたようなやわらかな写真で、その対比(というのかな)が楽しかったです。絵を描いたような写真を撮られた方に勇気を出して声をかけると、コダックのE100VSを使って撮ったという。発色の良いフィルムで、こんなやわらかな写真が撮れるんだ!とびっくり。もうひとりの方もフィルムで撮った写真でした。すごくハッキリした色の写真だったので、てっきりデジカメの作品だと思ってた。その描写力にまた驚き、ふたりともフィルムでの展示だったのがすごく嬉しかったのでした。
やっぱ、写真はフィルムだよね〜。
結局、石井さんご本人にごあいさつする機会はなかったんだけど、大満足してルデコをあとにしました。下半期占いもA4用紙の両面にぎっしりと書いてあって読みごたえもじゅうぶんあります。不思議なメンツ(占い師と写真家2人)の写真展だったけど、気持ちがあったかくなったので行って良かったなぁ。