Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

入院2日目(手術当日)

トイレとベッドの往復の夜を経て、手術当日となりました。検温と問診ののち、炭水化物飲料を渡され、指定の時間まで飲んでくださいね、と言われる。手術時間の2時間くらい前から絶飲食になりますが、それまでは飲み物は飲んでもいいらしい(ただし、お水、スポーツドリンクに限る)。その後、手術を担当する先生たちがぞろぞろっとあいさつに来てくれて、いよいよだなー、と思いました。


手術時間が早まるかもしれないので、早めに家族に来てもらうように看護師さんから言われ、そのように母に連絡したものの、結局予定通りの時間から手術となり、なんか余計に緊張した。笑
看護師さんに呼ばれて歩いて手術室へ。日差しが入り、明るい雰囲気で少し気分もやわらぐ。前日に選んでおいたアロマの香りが、手術室にほんのり香っていたものの、鼻がきかないのであまりよくわからなかった・・・。時間になり、いよいよ麻酔、ってところで看護師さん側のミス発生。ちょっとわたわたする事態。ちなみにこの日の看護師さんは研修の方で、そういう人が担当するってことは自分の手術は大した手術じゃないんだなー、と推測(我ながら性格悪い奴だ・・・)。
ひとまず手術台に上って部屋着を脱ぎ、そのまま手術台に寝かされる。先生に「手術室の雰囲気どうですかー」と聞かれたので、「綺麗で明るくて、ドラマとは違うんですね」などとしばし雑談。そんな話をしているうちにマスクを当てられ「しばらくすると眠くなりますよー」と言われ、からだが少し重たくなってきたところで意識が途切れました。
「手術終わりましたよー」という声かけで目が覚めました。それに対し「はーい、ありがとうございます」と、まどろみながらもしっかり答える。笑。なんかもっとこう、動けなかったりぼんやりしたりするのかと思いきや、そんなんでもない、というのが印象的でした。酸素を送り込む管もすでに抜かれていて、苦しさなんかはありませんでした。
手術自体は予定時間のおよそ半分で終わったらしい。先生いわく「痩せてて脂肪が少なかったから見えやすかった」とのこと。このときばかりは自分が痩せてたことに感謝しました。笑。出血もほとんどなく、これについては母親がとても喜んでいました。
この日は一日寝たきり&絶飲食。とはいえ自力で横に向けるし、思ったほどカテーテルは不快ではなく、予想していたより楽でした。心電図の管が絡まって、体の向きを変えるのにちょっと大変だったくらい。酸素マスクもしばらくつけてたけど、酸素の出が悪かったのと(オイ)、自力で全然余裕で呼吸できたのですぐ外してもらえた。血栓予防のためのフットポンプも気にならず。あと、術後なのにお腹がすいてなんか食べたいと思ってた。のを、主治医に素直に伝えました。そしたら、「少しだけならお水飲んでも大丈夫」とのこと。なので、2〜3口ですが口に含んで飲みました。
ちなみに痛みについてですが、痛みのスケール(自分史上もっとも痛いを10)で表すと3〜4くらい。穴をあけたおへそまわりが痛いな〜、と感じる程度でした。麻酔が切れたあとは、痛みどめの点滴でこの日は過ごせました。
母が帰ったあとはスマホいじったり、テレビ観てたり普通に過ごしました。消灯時間に看護師さんが来て、検温、問診と、その後消灯。ぐっすり眠れました。