Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

入院4日目

寝て起きるたびに、体力が回復していることを実感しました。半日ごとに戻っていく感じ。


開腹手術はしたことがないので、比べることはできないけど、手術の翌々日で、よろよろとではあるけど歩けるし、自分のことは自分でできる。たしかに腹腔鏡手術はからだに負担の少ない手術だと思いました。
でも!やっぱり標準入院日数といわれる4〜5日は必要だと思う。ネットで手術のことを調べたら、「希望があれば1泊2日で」とか、「日帰りも可能」とか見かけたけど、これは絶対ないわーーー。患者からしてみたら、「からだに負担が少ないなら仕事が心配だし」とか言って短く済ましたいんだろうけど、これはやめた方がいいと思う。負担は少なくても手術に変わりはないし、体調の変化もしっかり診てもらった方が、仕事復帰後のことも考えると、のちのちいいと思う。
さて、この日はおなかの大きなばんそうこうも取れ、ようやくシャワーの許可がおりた!さっそく頭を洗いに行く。それまで、蒸しタオルをもらってからだを拭いていたけど、頭まではどうにもならなかった。おかげでさっぱり!これはうれしかったなあ。しかし、思ったほど頭がベタついたりかゆくなったりしなかったのは、病院の空調のおかげなのかしら・・・?
痛みは、まあじくじくと痛みはするけど、薬を飲むほどではない痛さだった。夜寝る前だけ飲んで、それで痛みが軽くなるのを感じたから、「ああ、やっぱり痛かったのね」という具合。くしゃみやせきもほとんど出なかったので、我慢することもなかった。たまにのどがむせ返る感じがあったけど、あれは手術の時に酸素を送る管を気管に入れてたせいなのかな。あんまし気にならなかったので、先生や看護師に聞くこともなかったけど(^^;
ちなみにふくらはぎのかぶれは、まあそこそこかゆかったけど、薬もらってどうにかするほどでもないかな、と思って、看護師さんにも言いませんでした。
この日も、母と同居人がお見舞いにきてくれて、しばし楽しむ。テレビもスマホも自由だし、本も読めたし、まったく飽きない入院生活であった。
晩ご飯に、「退院おめでとうございます」のカードがさしこまれていたので、大事にいただきました。
夜寝る前に、友達から桜の写真が送られてきて、それを眺めていました。お花見は、退院後も間に合うだろうなーと思いつつ、そうした気遣いがうれしかった。そういやわたしも同じことを父にやったな、と思いだし、ちょっとせつなくなりました。笑