Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

いまの心境

毎日、

特に毎朝、

「わたしは生きていていいのかな」

って思う。

 

わたしは彼がどこで死んだかは知っているけど、

現場を見たわけではない。

それでも不思議なことに、

彼が死ぬところを、何度も何度も想像する。

 

そしたらさー、

最期の朝の彼の表情、話し声、

そういうことを忘れてしまうんだよね。

きっと大事にした方がいいことなのにね。

 

どういうふうに暮らしてたっけ?

どういうふうに話してたっけ?

たくさん笑って

何の問題もなかった生活だったはず。

何が問題だったっけ?

 

疑問ばかりが残る。

 

彼はわたしをひとりにしても大丈夫だと思って

逝ってしまったのだろうか。

それともそんなこと考えもせずに

逝ってしまったのだろうか。

 

スマホに遺されたメモには

「愛しています。でも伝わらなかったね」

と書かれてあった。

それを読んで、自己完結すんなよって腹が立った。

今でも腹が立つ。

 

メモにはほかに、

ごめんなさいって何個か書かれてた。

謝るぐらいだったら死ぬなよって

やっぱり腹が立った。

 

わたしはいま、とても悲しい。

生きる気力も意欲もわかない。

 

死なないから生きている。

それだけだ。