最近ふっきれたについての話

去年末から今年の春にかけて本当にたくさんのいろいろなことがあって、仕事が忙しくなったついでに写真を撮るペースをがっつり落としてみたんだけど、それが功を奏したというか、自分にとって非常に有意義であった。「ウチはウチ！他所は他所！」なんていう母親じゃないけど、「他人は他人、自分は自分」。ちゃんとそう思えるようになった。いままでよく言われてきた否定的な言葉を言われても構わない。わたしは、自分のなかに主題があって、それでこの風景が見せたかった。だからシャッターを切った。曖昧でシンプルなこと。正解も不正解もない世界。写真も言葉も音楽も、決めるのは受け手だから受け手を意識しなきゃいけないのも分かるけど、してばっかりじゃ自分が苦しいだけだから。それがちゃんと分かったいまは、写真を撮るのがとても楽しい。そう思えるようになったのは、とりあえずやってみたいことはやってきたから。だからこれからも、どんなことを言われたって、自分が後悔しない選択を続けよう。