Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

自分のいばしょ

夜、コンビニで買い物してたら、わたしとほぼ同じタイミングで入った女子中学生が「なーんで売ってくんないのー!?」と大きな声出して、レジにいた店員に文句を言ってた。店長らしきひとが「きみたちは出入り禁止でしょ?なにも売らない。だから早く出てって」みたいなことを言っていた。たぶん、以前に万引きしたかたばこ買おうとしたかで、そんな措置が取られていたのだろう。わたしは買い物を続けながら、しばらくその子とお店側のやりとりを聞いてた。お店側とその子たちとのあいだに何があったかは知らないけど、反抗する言葉の端々を聞けば、わりと素直な印象のある子なんだよな。
わたしは夜に出歩くような学生ではなかったので、あの子たちの気持ちはいまいち良く分からない。ただ、家にいるより外にいる方が良いっていうのはよろしくないなあ、ということだけは何となくだけど分かる。家にいたくない、というのは子どもたちにとってどれだけ苦痛なことなのかしら。自分のおうちが、あったかい、安全な場所じゃないっていうのは、オトナでもつらいことなのになあ。
とはいえまあ、あの調子を見る限りでは、たくましく生きていきそうな気もする。あのやり取りの中でちょっと面白かったのは、店長が「ケーサツ呼ぶよ」と言って「呼べばいいじゃん!」と開き直ったときに、友達の女の子が「ちょっとやめてよ!ウチかんけーないからねっ!」とその子に言ったこと。軽い裏切りを見たような気がした(笑)平成っこはドライだなー(このあと、また同じタイミングで店をあとにしました。ので、たぶん補導はされていないハズ)(何があったか知らないけどさ、ひとの道だけはあやまるなよー)。