69だもんな
人気写真家・アラーキーこと荒木経惟さん(69)が、最新写真集「東京ゼンリツセンガン」(ワイズ出版)で自らの前立腺がんを公表している。
手術を決意したのは昨年夏。入院時には「こんなチャンスはない」と病院のベッドにカメラを持ち込み、白衣の天使を撮影。手術後の酸素マスクを付けた自分の顔や痛々しい傷口までさらけ出した。
「アタシの場合は写真だけど、病気になったら絵でも文章でも何でも記録・表現するといいね。死とか生に対する観念が鮮明になってくるから」
ヌード写真も多数収録。「勃たなくなると余計燃える。なんちゃって」と荒木さん。現在、2カ月ごとの血液検査で経過観察中で、年末には実験的写真集「遺作 空2」も発行する。
ちゃんと治療受けて、まだまだ写真を撮ってください。そしてこれからもわたしたちに見せてください。