Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

エミリー・カーメ・ウングワレー

オットとエミリー・ウングワレー展を観に、六本木にある国立新美術館へ。5月の末頃、テレビ東京の「美の巨人たち」という番組で、エミリー・ウングワレーが取り上げられ、その絵にすっかり惹かれてしまったわたしたちは、かならず観に行こうね!と約束して…2か月経ってました。汗。
エミリー・ウングワレーは、亡くなる86歳までの8年間に、3,4千点の絵を描いた画家です。絵のことにはまったく詳しくなく、解説や使われた画材を読んでもハテナ??だったのですが、絵からはたくさんのパワーを感じました。会場は、「原点」「点描」「身体に描かれた線」「色彩主義」「ヤムイモ」「神聖な草」「ラスト・シリーズ」の7つに分けられて構成されていました。しょっぱなの「原点」から泣きそうになり、「点描」「色彩主義」のところどころで見入ってしまい、動けなくなりました。そして「ラスト・シリーズ」のやさしい色づかいにこころが満たされ、会場を後にしました。売店で図録と額を購入。お部屋に飾るのだ。
テレビで、「あなたは何を描いているのですか?」という問いかけに、「すべてのもの。そう、すべてのもの」と答えていたのが印象的でした。たしかに、絵のなかには「すべてのもの」が描かれていると感じた。本当に、素晴らしい絵画展です。7月28日(月)まで開催しているので、興味のあるひとは是非。