Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

インプット、そして出逢いの日

larnさんをとっ捕まえて恵比寿へ。今月7日にオープンしたばかりのNADiff a/p/a/r/tで8月3日まで行われている上田義彦さんの写真展「骨と石器」を見に行く。写真は全てカラーで、図鑑に収録するにはうつくしい写真ばかり。ぼぅっと仄かに浮かび上がる被写体(といっても骨と石器だが)が綺麗。なかでも『ダチョウの卵』にくぎづけ。作品を購入することはできるけど、25万かぁ…(溜息)。その後、ナディッフ1階の書店で何冊か写真集を見た。
場所を移動して学芸大学のカメピストアへ。ここで、海外のみで販売しているPRO160CとPRO800Zを購入。ここはフィルムを窓際に置いているのがいつも気になるが…大丈夫なのかしら。買ったけど。そして現像どこへ出そう。larnさんはストアスタッフさんに衝撃の一言を喰らっていました。いろんな意味で面白いお店だ。
ふたたび場所を移動して麻布十番へ。迷いながらたどり着いた場所は、GALLERY TORICOで行われている安達ロベルトさんの写真展「ContractsⅠ」。安達ロベルトさんの写真は初めて見たけど、静かで、でもしっとりとしていて素晴らしいなあと思った。額のわりには写真のサイズがちいさくて、珍しいなあと思っていたら、どうやら元は四つ切で、わざとプリントだけちいさくしたらしい。余白を楽しむ。おもしろい見せ方だなあと思った。自分でプリントできるっていいな。自由にやれるもん。ご本人も素敵な方で、良い時間を過ごすことができました。今月29日まで。
坂まみれの赤坂を楽しみつつ、六本木ヒルズのなかのTSUTAYAで、1冊38万もするヴィヴィアン・ウエストウッドの写真集を見せてもらった。なんでも世界で900部の限定品らしい。すげー。とりあえず見たかったので店員さんに声かけたまでは良かったけど、その店員さんが白い手袋をはめた瞬間、超絶ビビったよゥ。ヴィヴィアン本人のサイン入り。それが見れただけで満足。笑
その後larnさんとは解散し、残ったフィルムを消費するべく例の土手へ。日が沈むギリギリの時間。ISO400のフィルムで良かった。それからなんとなく避けていた駅前のカメラ屋さんへフィルムを持って行く。そしたらなんとSolarisが売っていた。汗。てゆーかカメピオリジナルストラップも売っててびっくり。その他各種トイカメラ(DianaとかHOLGAとか)、オリンパスのPENやPENTAXの110シリーズが置いてある。なぜにゆえ?とばかりに話してみれば、フィルムはたしかに縮小傾向だけど、トイカメラやなんかで楽しむひともいるから、そういうお客向けに置いてあるんだそう。で、いずれはカメピストアのように、お客さんのニーズに応えたプリントをしたいんだって。素晴らしすぎるー。涙。オラもうここに通う。それにしても、自分ちの近くにこういうカメラ屋さんがあるのがとっても嬉しいよ。
たくさんの写真を見て、写真集を見て、写真のプロとお話できて、とても楽しい1日だった。久しぶりに、満たされた気持ちになりました。