Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

行ってきた

ギロッポンでやってるゼラチンシルバーセッション展へ。しかも1日2回も足を運んでしまったお。「SAVE THE FILM」のサブタイトルは大げさに聞こえてちょっと引いていたけれど、やっぱり見に行って良かったと思う。
今回の展示は、3月に塩竈で見た展示と違っていてちょっとびっくり。3月のは、自分が撮った写真を自分ともうひとりの誰かがプリントして見比べるのが主だったけど、今回は写真家のコンタクトプリントとそのなかから選んだ一枚が展示されていた。写真家のコンタクトプリントをこうして見る機会はなかなかないと思うから、おもしろかったなあ。見せたくないのもあったろうに。ありがとうと言いたいです。それと、自分たちにとっての思い出の写真も飾ってあった。そのなかで胸が打たれたのは鋤田正義氏の写真。長崎の原爆被爆者の写真だったのだけど、迫るものがあってしばらく動けませんでした。ちなみに氏のコンタクトプリントは1970年ごろのヴィヴィアン・ウエストウッドとセックスピストルズだった。軽く興奮。
ゲスト参加の芸能人の写真は、思ったほど悪くなかった。というか良かった。竹中直人の写真と箭内さんの言葉に胸を打たれた。椎名林檎も良かったなー。
入場した時に頂いたミニパンフレットが今回の作品すべてとキャプションすべてが掲載されているのでありがたい。何度も読みかえそーっと。ちなみに今日は14時から操上和美さんのトークショーもあって、聞きたいな〜と思いつつ、こうしたプロのひと達のトークショーを聞くとたいてい凹んで帰るのでやめました^^;でも何をお話しされたのかは気になるところ。
アンケートでは、ついついフィルムに対する思いを書きなぐってしまいました。痛い32歳だと思われなければ…いいなあ。東京会場は今月16日まで。その後、22日から29日まで名古屋、11月8日から24日まで京都と続きます。気になる方はぜひ。

GELATIN SILVER SESSION―21世紀の銀塩写真

GELATIN SILVER SESSION―21世紀の銀塩写真