読んだ

これの前に読んだ「君を幸せにする会社」に通じるものがあったな。社員を第一に考えている社長さん５人が取り上げられていた（１社だけ顧客第一だったけど）。どの社長さんも素晴らしいと思った。ニュースでは偽装する会社や利益ばかりを追い求め、顧客に対して不誠実な会社ばかりが取り上げられているが、こういうひとたちは探せばもっといるはずなので、世の中の気持ちを明るくさせるためにも、マスコミはもっと取り上げるべきだと思う。
そういえば以前、NHKのニュースで自分のタクシーに乗ってきたお客さんに四つ葉のクローバーを栞にして差し上げる運転手さんが放送されていた。毎朝仕事に行く前に、近くの野原で四つ葉のクローバーを摘んで、重たい本に丁寧に挟んで栞作りをしていた。お客さんのことを考えて一枚一枚作っているんだろうなーと思ったらしあわせな気持ちになって涙出た。あのタクシーに乗るお客さんも、きっとそんな気持ちになれるだろうな。

日本でいちばん大切にしたい会社

気になる点は、筆者が体の不自由なひとや知的障がいを持つひとのことを「弱者」と表現していたこと。それさえ気にならなければ、非常に良い本だと思う。内容も難しくないので◎。こういうのを読むと、「絶対にリストラはしない」とか「絶対に全国展開はしない」など、“こだわること”がいかに大事なのかが分かる。そういや志村けんも「とにかく（自分の笑いに）こだわれ」って言ってたなー。
ちなみに、会社を経営するための５つの使命と責任が載っていたが、いまのとこ、うちの社長はすべてに当てはまっていると思うのでがんばってついていこうと思った。