Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

読んだ

直木賞受賞作。とりあえず押さえとこう的な。このひとのは「ウエハースの椅子」あたりから離れてったです。物語のなかの不倫とか…浮気とか…ねぇ。うーん。どうも安易な設定な気がしてならないんです、個人的には。昔の作品のなにが好きかというと、淡々とした日常のなかでも、たとえそれが闇のなかでもひとすじの光というか、やさしい灯りのようなものを感じていたから。「きらきらひかる」「ホリー・ガーデン」「神様のボート」は読みすぎてぼろぼろなのです。そういう作品がまた読みたい。

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

号泣する準備はできていた (新潮文庫)