Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

写真展へ

larnさんを誘って、写美で行われている『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン』写真展へ。なんせこのお二方だし、面白いに違いないと思ってはいましたが、予想以上に良かったです。生プリントが見られたのはもちろん、展示点数もちょうどいい多さだったし、なによりコンタクトプリントが見られたのが良かった。写真家ならあまり見せたくはなかっただろうに…。露出を間違えてたりしてるのを観て、「猿も木から落ちるんだな…」と思いましたよ。あの決定的瞬間は本当にたまたまの偶然だったんだな、とか、色々思いながら観てました。これが700円なんだもん、安い!安すぎるよ!本当に感謝したい気持ちです。たぶん、また行くと思います。今度はオットを連れて。
ナディッフバイテンでは、この写真展の図録とフォトグラフノートを買いました。

フォトグラフノート no.04 トップフォトグラファー12人による「肖像写真」の流儀

フォトグラフノート no.04 トップフォトグラファー12人による「肖像写真」の流儀

アラーキー上田義彦さん、梅佳代ちゃんなど、自分が好きな写真家のポートレート特集でした。折り返しには、「ポートレートの撮影は、私には非常に難しい。とても難しい。それは、その人の上に置かれた疑問符だ」というブレッソンの言葉。奥が深い。
写真、撮るのは楽しめなくても観るのは楽しめるみたい。それがわかっただけでもじゅうぶんでした。