Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

調査の基本

たまに“平均世帯年収”のニュースを見る。たとえばその平均が600万円だとする。それを見て「うわ〜、高いわー」「自分は全然稼いでいない」と思うのはちょっと待ってー。これはカラクリみたいなもんで、実際は世帯年収が600万円未満、つまり500万、400万、300万・・・という人たちがいーーっぱいうごめいているんだけれども、調査した世帯の中に1000万、5000万、1億円以上・・・なーんて人たちがいるとそっちに引っ張られてしまっているだけの話。で、均した結果が600万円というわけだ。
どこぞの首相が「400万(地域によっては300万とか200万とか言ったけど)以下の低所得者層には消費税を還付します」的なことを演説で述べていたが、それを言ったら日本国民の大多数が“低所得者層”に属すると思われるわけで(きちんとした調査結果を知らないのであくまで自分の想像です)、消費税そのものの意味がなくなってしまうと思った。つーか還付って。例えばそれが実現するとしても、還付に関わる人件費やら諸経費やらを考えたら、より国のお金がなくなりそうな気がするのですが、いかが思われますかね?それにもし、そういった所得制限をかけるとしたら無理矢理にでも家を出て低い所得で暮らす人も出てきそうな気がしますが・・・。
わたしの想像(妄想?)は止まりません。