Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

いろいろ

朝、激痛で目が覚め、そのまま歯医者→会社お休みしました。無理して行けば行けなくもないが、今年のテーマは『無理しない』なので…来週からがんばります。
患部はセメントのようなものでふたをしているのですが、それ開けた瞬間にあのイヤ〜な臭いが…出たがっていた膿の臭いです。これが圧迫して痛みを引き起こしてたみたい。顎や耳まで痛かった。歯の根の治療は思った以上に長期戦となる模様です。ネットでいろいろ調べてみたけど、ひどくなると手術になるそうで…ううう。そうならないためにも早め早めに病院で診てもらうとします。いまは抗生物質と痛み止めで様子見。歯の悩みは尽きないなあ。だからこそ、今月発売のフィーヤンに載ってた『夫すごろく』のミカリン先生には本気で腹が立ちました。笑。歯の矯正をした娘さんが虫歯になったエピソードが載ってたんだけど「あんなに気をつけたのにあんたって子は!」と娘さんを怒ってたんだよね〜。虫歯も膿も、歯並び綺麗にしたってなるときゃなるよ!と、漫画にムカッ腹立てたのは人生で初めてかもしんないw
ムカッ腹ついでに、mixiニュースでこんなのを見た。

■ビタミンK不投与で乳児死亡…母親が助産師提訴(読売新聞 - 07月09日 09:59)


 山口市助産師(43)が、出産を担当した同市の女児に、厚生労働省が指針で与えるよう促しているビタミンKを与えず、代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤を与え、この女児は生後2か月で死亡していたことが分かった。

 助産師は自然療法の普及に取り組む団体に所属しており、錠剤はこの団体が推奨するものだった。母親(33)は助産師を相手取り、約5640万円の損害賠償訴訟を山口地裁に起こした。

 母親らによると、女児は昨年8月3日に自宅で生まれ、母乳のみで育てたが、生後約1か月頃に嘔吐(おうと)し、山口県宇部市の病院でビタミンK欠乏性出血症と診断され、10月16日に呼吸不全で死亡した。

 新生児や乳児は血液凝固を補助するビタミンKを十分生成できないことがあるため、厚労省は出生直後と生後1週間、同1か月の計3回、ビタミンKを経口投与するよう指針で促し、特に母乳で育てる場合は発症の危険が高いため投与は必須としている。

 しかし、母親によると、助産師は最初の2回、ビタミンKを投与せずに錠剤を与え、母親にこれを伝えていなかった。3回目の時に「ビタミンKの代わりに(錠剤を)飲ませる」と説明したという。

 助産師が所属する団体は「自らの力で治癒に導く自然療法」をうたい、錠剤について「植物や鉱物などを希釈した液体を小さな砂糖の玉にしみこませたもの。適合すれば自然治癒力が揺り動かされ、体が良い方向へと向かう」と説明している。日本助産師会(東京)によると、助産師はビタミンKを投与しなかったことを認めているという。助産師は読売新聞の取材に対し、「今回のことは何も話せない。今は助産師の活動を自粛している」としている。



 ◆ビタミンK欠乏性出血症=血液凝固因子をつくるビタミンKが不足して頭蓋(ずがい)内や消化管に出血を起こす病気。母乳はビタミンKの含有量が少ない場合がある。

完全にホメオパシーのことだよね…。とうとう死者が出たかって思った。んで、この“団体”はたぶんホメオパシージャパンじゃないかな〜、と思う。クラシカルホメオパシーでは薬の代わりにレメディーを投与するってあんまし聞かないし、そもそも『毒出し』の概念がクラシカルにはない。というか、『毒出し』って言ってるのはホメジャだけだと認識してる。ホメジャもクラシカルホメオパシーもどちらも体験済みだけど、特にホメオパシージャパンのやり方は乳幼児には向かないと思った。とにかく乱暴すぎるんだよね。1日に何回も、何種類ものレメディーを出されることや、効果がないとすぐにレメディーを変えることとか、本来のホメオパシーの考えからはほど遠いやり方だった。
もちろん、ホメオパシーのレメディーで体調が良くなる人もいると思う。実際、自分も頭痛や生理痛で助けてもらったことが何回かあった。でも所詮はその程度の痛みに使うものであって、必要な栄養や治療はちゃんと病院にかかった方がいい。
そりゃあ、薬も必要以上に飲めば毒になるけど、だからといって薬の代わりにレメディーを使うのは、経験上あんましオススメできない。それが幼い子供に投与するとなればさらに。助かる命が助からないなんて、考えるだけで心が痛む。