Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

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今日は単なる弱音です。
極端にいえば、
ケータイやテレビの緊急地震速報も被災地や原発の情報も、知ることはできるがいまの自分にはどうすることもできない。為す術がない。知れば知るほど無力感が募る。
募金をしても祈っても、節電しても少ないお金を使って消費しても、自分ができることはそれまでだ。自分の身内に被災者や犠牲者はいないが、親しい人にはそれがいる。彼らの話を聞くことはできても共感することができず、彼らの傷を癒す役割にすらなっていないんじゃないかといつも思う。そう、もうとにかく無力感ばかり。
食べることや飲むことができないのは、無意識に排泄する回数を減らすためなんじゃないかと思う。いつまたあの日と同じ状況がやってくるかわからない。非常用ポーチは持ち歩いているけど、だからといって安心しているわけではない。こわいことがたくさんあるのは、生きていくうえで不利なのかもしれない。夜になるたびこわさが増して、ふいに涙が出てくる。傍にいる人を頼りたいけど、そう簡単には甘えさせてもらえない。それがさらにこわい。薬を飲んで何とか寝ても、この頃は毎晩地震の夢しか見ない。毎日ずっと揺れている気がして(実際揺れてるけど)、ドキドキしながらカーテンや植物を確認してる。もうつかれた。
増え行く死者の数も見たくない。どこそこで震度いくつの地震があったというのも見たくない。
毎日生かされていると思って生活しているけど、じゃあ何のために生かされてるんだろう。繋ぐ命もないのに生きるって、どういうことなんだろう。こういうことを思うことすら、被災地の人のことを思えば不謹慎になるのかな。
一変するって、こういうことなんだ。まずは自分が大丈夫にならなくては。