Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

たしかに。

東京メトロマナーポスター「家でやろう。」
6月のポスターがいちばん好き。

掘り出しニュース:東京メトロのポスターが熱い 化粧・携帯電話…「家でやろう。」 
【東京】東京メトロ(本社・台東区)が駅構内や車内に4月から掲示しているマナーポスターのシリーズが注目を集めている。電車内で化粧したり、携帯電話をかける人のイラストに「家でやろう。」とずばり一言を添えている。軽やかなタッチのポスターに、インターネット上のブログでは賛否両論が百出している。【真野森作】
 ◇博報堂チームが担当
 東京メトロのマナーポスターは、前身の営団地下鉄時代の74年から毎年続いている。今年度のコンペには広告代理店など6社が参加し、クリエイティブディレクター、稗田倫広さん(34)とイラストレーター、寄藤(よりふじ)文平さん(34)ら博報堂チームの作品が選ばれた。
 「○○でやろう。」のコピーは稗田さん、寄藤さんの対話から生まれた。地下鉄によく乗る稗田さんは「プライベートですべきことを公共の場でしていることに気持ち悪さを感じていた。マナー問題は感情論になりがちなので、ユーモラスに解答を提示できればと考えた」。寄藤さんも「『なぜいけないのか?』に答えるのは難しいが、家でやったほうがいいのは間違いない」という。
 寄藤さんは日本たばこ産業のマナー広告「大人たばこ養成講座」のイラストを10年近く担当するなど、ウイットを効かせたマナー広告の名手。「誰もが客観的に見られるよう、取り扱い説明書のような絵を意識した」と狙いを話す。
 東京メトロへ乗客から寄せられた意見を参考に、来年3月まで毎月、イラストが変わる。4月は脚を広げて2人分の座席を独り占めする若者▽5月はまつ毛を整え化粧する女性▽6月は携帯で長電話する女性が登場した。個人のブログなどでは「説得力がある」「センスが良い」といった肯定的な意見が多いが、中には「車内で酒を飲んでるおじさんこそなんとかしてほしい」という反論や「公共の場では異質な他者と出会うのが当然」とマナーポスター自体に否定的な声も。
 広告に精通するコラムニストの天野祐吉さんは「誰でもお説教を言われたくないので、マナー広告にはユーモアのオブラートが必要。今回のポスターは、『やろう』と肯定的なコピーと、変にリアルではないイラストのころあいがうまい」と評価している。(毎日新聞