Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

ビッグイシューを買う

病院帰り、有楽町でいったん降りて、マッサージと写真展へ行く。その道すがら、ホームレスのおじさんがビッグイシューを売っていた。なんとなく気になったけど、そのまま通り過ぎてまずはマッサージ。5月のエステ以来、ひとの手で揉まれるのは久しぶり。や、エステは施術時間の大半が機械だったから、60分もマッサージされたのは数年ぶりになるかしら。本気で揉まれたかったので、わたしも本気になりました(=ノーブラで挑む@あさって朝子さん)。自覚症状はあったものの、ひどかったよーわたしのからだ!コリ・ハリ・むくみに覆われていて、先生も大変そうだった。普通に座ってて「背中が盛り上がってますね…」と言われたくらい^^;60分後、だいぶからだがラクになる。続けたい…でも技術料高い…しかし続けたい…のループ。
そのあと、フォトエントランス日比谷の写真展へ。フォトエントランス初のフォトコンテスト。観に来たひとも投票できるので一票入れてきました(ちなみに審査員長はハービー山口さんです)。だれの作品がトップになるんだろう、楽しみ。そしてびっくりしたのが、フォトエントランス日比谷の閉館。フォトエントランス日比谷の入っているビルが今年中になくなるため、ギャラリーは3月になくなってしまうとのこと。今年の“フォトデイズ写真展”はどーなってしまうのだろーか。まぁ、どっかのギャラリーでやりそうな気はしますが…。スタッフの方と少しお話したんですが、フィルムで撮るひとは確実に少なくなっているようです。フィルム一眼レフ体験教室の『フォトデイズ』は、参加者はいるものの、一回撮ったら満足しちゃって結局デジタルに戻るんだとか。なかにはトイカメラという方もいるようですが、いまやデジイチトイカメラ風に撮れますもんね…。どうしたらフィルムで撮ることを続けてもらえるものなのか、ちょっと考えちゃいました。
フォトエントランス日比谷を後に、軽くご飯を食べて帰ろうと歩いていると、やっぱり目についたホームレスのおじさん。いったんは通り過ぎたんだけど、戻ってビッグイシューを買いました。初買い。変な話、買うときすごい緊張した。募金はしたことあるけど、目の前のひとの自立を助けるという意味でお金を払ったことがなかったから。でも、過ぎてみれば全然大したことじゃなかった。だから、これからは自分の生活のなかのひとつとして存在するんじゃないかなぁと思う。ホームレスのおじさんの手があったかかったことは、自分のなかで意外だった。寒空の下に、ずっといるのになあ。
ちなみにビッグイシューはフリーペーパーのような雑誌のことで、もともとは1991年にロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊されました。ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。1冊300円で、そのうち160円が販売者の収入になります。公式サイトはコチラです。