Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

カウンセリングへ

行ってきた。認知行動療法が専門の先生ということで、どんなカウンセリングになるのかドキドキだったけど、別に緊張することもなかったわけで。といいますか、心療内科には昔から通っていたのにカウンセリングは初体験なのでした。だからドキドキしたのかも。
カウンセリング中、先生が一冊の本を取りだしたんだけど、それがわたしの持っている本と同じだったので、「あ、それ持ってます。それ見ながらやってました」と言うと、「そうなんだ!じゃあ自分一人でやってみて難しかったんじゃない?わたしも難しいと思うもの」と言っていた。文章は実践しやすそうなわかりやすい書き方であっても、いざ実践するにはやはり難しかったのか…。
本に書いてあったコラム法を中心に、これからは先生と一緒にやっていく感じになりそう。とはいえ、カウンセリングは20回はやらないと効果が出ないと言われた。復職してからどうしよう、という不安がよぎる(こんなに今まで休んでたのにタイミング悪っ!)
先生には、「考え方を変えても実践しないと意味がない。自分だけを変えるんではなく周りを変えて行く。だから“認知行動療法”って言うのよ」って言われた。ナルホド…。今まで、『他人を変えようとしても無理。自分が変わらないと』と思っていたので、“周りも変えていく”という発想はなかった。変えると言っても、結局は“自分が変わったことにより、周りはどう変化したのか”という意味だと思うけど。
カウンセリングでは、自分の言葉で説明するのが難しかった。先生に「“残念”と感じていたようだけど、どう残念だったの?」と質問された時は言葉が詰まった。ちょっとだけだけど、ホメオパシーのカウンセリングに似てる。ただまあ、ホメオパシーのカウンセリングは突拍子もないことを言っても全部受け入れてくれるけど*1、普通のカウンセリングでそれは通用しないからな…。それと、コラム法を使って状況や感情を書きだすとき、仕事でつらかった記憶を呼び起さないといけないので、それをもう一度見る作業がキツイと感じる。
まあでもそれやんないとこの仕事できないから…頑張るしかないよねぇ。

*1:例えば『頭が痛い』を「空からたくさんのダイヤモンドが降ってきて、全部頭上に落ちてくる感じ」と説明しても引かれない