Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

診察日

メイラックスが減って漢方が増えた。ロクにお昼を食べずにジェイゾロフトトレドミンを飲んだら、有り得ないくらいの腹痛。脂汗がしたたり落ちるほどで、初めて救急車を呼ぼうかと思った(ひとりだったせいで心細かったのもある)。その日の体重が39.6キロ。どんどん減る体重がこわくて先生に相談したら、食欲の増す漢方(六君子湯)を処方してもらった。先生も「薬の副作用だとしても、ちょっと減り過ぎかな」ということだった。一応、漢方を飲む飲まないに限らず食べる努力は続ける。食べることにはもともとそんなに気にしないほうだったけど、やっぱりクスリってこわいな、と思った。
一方のカウンセリング。宿題のテーマは「40歳になった自分の誕生日、身近にだれがいるか、そのひとたちは何と言ってお祝いしてくれるか」だった。正直、誰もいないような気がしてならなくてそのまま書こうかと思ったけど、それじゃやっぱり寂しいので、母、妹、夫、音楽を通じて知り合った友達、と書いた。でもやっぱり誰もいないような気がする、とも書いた。先生によると、実際、そう書く患者さんはいるそうだ。たかが数行書くのに1週間もかかった。
同じことをオットにも訊いてみた。「誰もいないような気がするなあ」という答えが返ってきた。似たもの夫婦。こんなとこ、似なくてもいいのに。
ひとりの時間、いまは読書するかたいてい寝ている。眠気はメイラックスの影響があると思われることから、処方量が減った。まどろんでいるときにじしんが来ても、もう不安になったりこわいと思うことはない。意識がはっきりしているとき(活動しているとき)は、相変わらず不安になる。それでも“家にいる”ことで安心できるところはある。これが職場だったり外出先だったり、ましてや高層階だったらまだだめだろうなあ、と思いながら、今後の時間の使い方を考えている。