寿命
平成も終わるって言うのに、いまだに「生きたくても生きられない人がいるのに」云々聞くと、ああこの人は幸せな世界に住んでいるのだなあと思う。
フミヲちゃんの命も、生きたくても生きられなかったものだと思うんだけど。
友達に「それが寿命だったんだよ」と言われたときに、ああそうだったのかもしれないなあ、と思った。フミヲちゃんの寿命。
たまに考える。わたしと会わなければ長生きしたかな?それとももっと早くそっちに行っちゃったかな?だってずっと生きづらそうだったし…
なんていうのも、傲った考えなのかもな。ぐるぐる。
結果があるから原因があるのかも、なんてずっとフミヲちゃんがそっちへ行った原因を探しているけど、今のところは見つかりません。
こっちにいるときからフミヲちゃんは難しい問いかけをしてきたけど(そしてそれに答えたり答えなかったりしたけど)、最後の最期に、難しい問いかけを置いていきやがったなあ。
もっと長く生きて欲しかった。それはわたしの勝手な想い。フミヲちゃんは、そうじゃなかった?フミヲちゃんは、自分の命も入れ物も要らなかった?窮屈だった?
命はいったい誰のもの?