Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

くまもとよかとこ

2泊3日の日程とは言え、金・日はまるまる移動日なのでした。片道7時間ちょいだとちょっとした海外旅行みたいだな。笑。スキを見てちょろちょろ写真を撮ってきました。昔は井草の苗がいっぱいあってその匂いがすごかったけど、畳の部屋が減るにつれて井草の苗も減り、替わりにたばこの葉っぱが植えてありました(これもそのうちなくなるんだろうな)。田んぼを潰してアパートや老人ホームが建てられてあり、ちょっとさみしくなったりもした。おばあちゃんは「人の気配があっていい」と言ってたので、そういう意味では安心する変化なんだけどね。
最近の田舎は昔ほど地方色が強くはないけど、それでもローカルCMやローカルニュースが新鮮なのでした。ローカルニュースでは口蹄疫がトップニュースでした。宮崎近いし。全国ニュースではホント取り上げられてないよなあと感じました。あとは某M議員の横っ飛びにおばあちゃんや母親ともどもみんなで爆笑したり。芸人もびっくりのリアクションだったねーあれ。まあお大事にしていただきたいのと余計な怪我するくらいなら真面目に仕事してくれって感じ。
話がそれた。
入院してるのは父方の祖母で、祖父が亡くなって半年してから脳梗塞で倒れました。祖母と同居している伯父たち家族は祖母の異変にすぐ気づいて病院へ連れて行ったんだけど「異常なし」と言われて帰され(それも2度も)、その結果、どんどん具合が悪くなって入院してしまいました。あまり言葉にしてなかったけど、伯父のくやしさは計り知れません。祖父の一周忌には祖母もわたしの父も居らず、家族が欠けていくことについてぼんやりと考えていました。
民主党の政策が不安、とかで子どもを授かるのもマジで不安だったりするんですが(冗談の様だけどホントに)、それでも子どもが欲しいと願うのは本能なのかなーと思いました。ま、授からないならそれはそれでいいんだけれども。うちは家族も親戚もみんな仲が良くて、お嫁さんもその子どもさんも良い人ばかりで、だから何かあるたびに「家族っていいな」と思うのです。それなりに悩みはあるけど、家族がばらばらになるような決定的なことは今まで幸いにもなくて、だからのほほんとしてしまうのです。もし、いつか子どもを授かることができたら「金はないけど愛はあるぜ!」って言いたいナーって思いました。
だれかのブログに『愛するということは、生きて欲しいと強く願うこと』って書いてありました。いろんなことを感じた3日間だけに、いつも以上にひりひりと、ココロに焼き付けられました。