Tan-Tan

パートナーを自死で亡くしたグリーフサバイバー(自死遺族)の毎日を淡々と綴っています サイト→『andante』https://andante069.amebaownd.com/

平成最後に見た夢は、

フミヲちゃんの夢だった。

久しぶりに夢で会えた。どれくらいぶりだったか、覚えていないくらい。去年の今の時期はしょっちゅう見てたんだけど、一周忌過ぎたあたりから会えなくなっちゃって。

夢で、実はそっちへ行ったのは別のひとで、フミヲちゃんは生きてましたよ、っていう。もう二度とそっちへ行かないように(というのも変だけど)するために、自分からメンタルの病院に電話してた。

「お父さんにも連絡してね、心配してたから」ってわたしが言うと、フミヲちゃんは笑って「わかった」って言ってた。

それからふたりで買い物をしたり食事をしたりした。こっちにいたときと同じそのもので、とてもとてもリアルだった。

だから、目が覚めた時「夢じゃん!」って言ってしまった。あまりにも、輪郭がクッキリとしていたから。

 

フミヲちゃんがもういないことを、もう一度自分のなかでわからせるために。

 

それにしても、平成最後に見た夢がフミヲちゃんの夢だったなんてなー、びっくりだよ。もう会いに来てくれないのかな、って思ってたところだったから。

明日から元号が変わる。世の中はちょっとしたお祭りムード。だから少し気後れしている。特別悲しいわけではないけど、取り残された感じは拭えない。

 

こっちにいる限りは前を向いて進まないといけない。だから自分なりに気持ちの折り合いつけなくちゃって思ってるけど、前を向いて進むことが、まるでフミヲちゃんを置いていくような感じになってしまって、なんだか申し訳ない気持ちになる。忘れたことなんてないのに。

 

フミヲちゃんはどう思ってる?

今度夢で会えた時、教えてね。